内職屋物語 50

液晶のＳ社！

亀山モデル！

今や、グローバルな企業のイメージなＳ社ですが、

15年程前、

少なくとも私の中では、二番手、三番手グループの？

ちょっと頼んない家電メーカー　ってな感じでした・・・

そのS社がらみの仕事も入ってくる事になる

93-94年頃

内職屋物語49の続きです。

K部長の仕事も、何とかめどが付きまして、

落ち着くまで待って貰っていた、社長担当の仕事の打ち合わせに、

八尾の工場に向かいました。

相変わらず人気の無い工場内！

前回も見かけた青年社員が、片隅で半田こてを使って

作業しているのと、

初めて見る事務員さんが、2階にいるだけ・・・

ケースが無造作に積んであるスペースの間をぬって

2階に続く階段を上がろうとした時、

1台の幌付きトラックが飛び込んできました！

よく見ると、社長自らの運転！

（なんか、前回とイメージが違うなー？）

ぼーっと眺めてる私に気づいた社長は、

社長　　「おう！きたんか・・・」

何かめんどくさそう・・・・

社長　　「説明聞いてくれた？」

私　　　　「いや、・・・・」

社長　　「なんや！電話で説明するように、ゆうといたのに””」

今、来たところなんですが・・・

私に喋る間を与えずに”

社長　　「俺、直ぐにD社行かなあかんねん！」

　　　　　「んーーーー」

　　　　　「そや！、先にD社の場所とか教えるからついといで！」

社長は、事務員さんから何か伝票を受け取ると

凄い勢いでまた、飛び出していきました・・・

訳もわからないまま、必死で後に続くわたくし・・・

このあたりは、まったく地理不案内の場所だったので、

必死でした・・・

ほどなく、小さなビルの裏の駐車場に飛び込んでゆく

社長トラック！

一安心・・・

ん？

なぜか駐車場内でUターンする社長・・・

唖然とする私のトラックに並んだと思ったら、窓から、

社長　　「今のとこが、本社と、ヒンカンな！」

　　　　　「おぼえときや””」

私　　　　「・・・」

社長　　　「わかった？！」

私　　　　「はっ　はい”・・・」

社長　　　「次、いくで！！」

またもや、煙を吐いて走り出すトラック！

質問する間もなく行ってしまいました・・・

だいたい、「ヒンカン？」

なんじゃそら？

わからんけど、返事せなしゃーないですやん！

次はどこへ行くともわからず、

私も急いでUターン”

社長の後ろを追いかける事から、

最初の打ち合わせ？は、始まりました・・・

この先、色んなドラマを生み出す事になる

D社さん、

苦難の道のりを？（笑）

暗示するかのように、

ばたばたで、説明をうける？

激動の1日からスタートして行きます・・・

社長の猛スピードでのＤ社案内編”

この続きは内職屋物語　51で”

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