内職屋物語 40
ここ2日ほど
寝ておりますと、脚が攣って目が覚めます。
高校のサッカー部時代もそんなことは無かったのですが・・
(練習をサボる為に脚が攣ったり、捻挫したふりは、
しよっちゅうでしたが!)(笑)
きっと、筋肉が弱っているんでしょう”
事務所で足がむれるので
サンダルを履きだしたせいかも”
情けない話です!!
ジョギングも3日坊主で終わったので
そろそろ、また再開しようかと思っています!
佐川急便のドライバーさんに負けないくらい、
走って荷物を降ろしていた頃、
内職屋物語39の続きです
なんとか、大量に荷物を降ろせる内職さんを探して、
KSさんのお家で説明を、開始しました。
内職屋物語39に書きましたとおり
なかなかの好条件”
やる気まんまんのかたですが、
おっとりした、
ございます調 が少し気がかりな上、
ちょっと、内職にふさわしくない?
お家の雰囲気”
説明を開始したのが、夜の8時頃でしたので、
そこに、
ご主人さんが帰宅されました。
えらい、びしっとスーツを着込んだ
やりてビジネスマン風!
直ぐ話が脱線する私は、
ご主人さんが中に入られるのを確認したと同時に、
KSさんに尋ねました。
私 「ご主人怒ってはりませんか?内職?」
KSさん 「大丈夫ですよ ほ・ほ・ほほほ」
私 「なんか、偉いかっこいい人ですね?
商社かなんか、お勤めですか?」
KSさん 「滅相もない!
たかが、○○銀行の支店長ですから」
私 「・・・・」
(肩書きまで説明しなくてもいいんですが・・・)
KSさん 「銀行のサラリーだけでは
中学から私学に入れるのは大変なんですから
中学受験に向けた予備校の為に
私ががんばって内職するんですから
怒るはずないじゃないですか!ほ・ほ・ほほほ!」
なるほど、お受験の為!
それにしても、支店長夫人が内職とは!
謎が少し解決しました。
そんな、こんなで説明を再開した私ですが
急に、KSさんが時計を気にしだしました!
小心者の私は、
いろいろなパターンの失敗を想定して、くどくど説明を
続けたかったのですが・・・
(前回の伝説の内職さん事件の後でしたし!)
KSさんのそわそわは、止まりません。
土間に座り込んで説明をしていたのですが、
KSさんは急に立ち上がり””
KSさん 「時間ですので、残りの説明は
商品を持ってきた時にしましょ!
だいたいわかりました!
この内職だったら出来ます!
もう出かけないと!!」
先程までのゆったりしたペースから豹変したKSさん!
有無も言わさず、説明を打ち切ってしまいました!
時間は夜の9時前!
こんな時間からどこに?
内職だけでは足らないので
まさか?
支店長夫人が・・
夜のお仕事???
怪訝な表情で車に乗り込んだ私に、
KSさん 「この時間帯は忙しいんで
これからは、避けてくださいね!」
私 「・・・・」
KSさん 「勘違いしないで下さいよ、
息子の予備校に迎えに行くんですから!」
「明日、商品持ってこられる時間
連絡下さいませね” 急ぎますので
失礼します”」
私が返事する前に出発するKSさん!
「ちょっと、おっとりしすぎかな?」と、
思っていた私を安心させてくれる
機敏な動きでしたが・・・
細く、暗い夜道には
すでにKSさんの姿も無く
内職の為に、整理していただいた
道路の前に
乱暴におかれた不用品だけが残されておりました・・・
内職屋物語41に続く
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